Nottaの文字起こし方法|無料プランを実機検証して分かった制限

マイクの音声が文字起こし文書へ変わる様子を表したイラスト

Nottaで14分52秒の合成音声を処理したところ、文字起こし完了の通知は出ましたが、後半のテキストを取得できませんでした。

月120分の残りには余裕がありました。それでも、月間枠とは別に1回の処理で取得できる範囲があると考えなければなりません。

長さを変えて試すと、5分08秒と10分07秒の音声は末尾まで文字起こしできました。14分52秒の同じ音声は、2回とも同じ位置で止まりました。

リアルタイム録音でも、録音自体は5分43秒まで続いた一方、閲覧できた文字起こしは約3分でした。

ここだけ覚える

無料枠を無駄にしないための要点は、処理完了の表示だけで判断せず、音声の長さと文字起こしの最終位置を照合することです。

検証は2026年8月20日から21日に、NottaフリープランのWebアプリと自作した日本語の合成音声で行いました。有料プランへの申込みや無料トライアルは行っていません。

この検証で確認した範囲

期間
2026年8月20日〜21日
環境
フリープラン/Webアプリ
音源
自作した日本語の合成音声
未検証
有料プラン・無料トライアル
10分07秒
終了マーカーまで取得
14分52秒 × 2回
同じ位置で後半が欠けた
リアルタイム5分43秒
閲覧できた文字は03:04まで
Index

Nottaの文字起こしはリアルタイム録音とファイル取込を使い分ける

実際に試した文字起こし方法は、リアルタイム録音とファイルアップロードの2つです。

方法向いている場面無料プランで確認した注意点
リアルタイム録音その場の会話や自分の音声を記録したい録音は3分を超えて続いたが、閲覧できた文字起こしは約3分だった
ファイルアップロード収録済みの音声や動画を処理したい10分07秒は末尾まで取得できたが、14分52秒は後半が欠けた

Notta公式の料金ページでは、フリープランは月120分、1回3分、月50ファイル、AI要約は月10回と案内されています。

ただし、実機では「1回3分」が録音ボタンの自動停止として働いたわけではありません。録音は5分43秒まで継続し、文字起こし結果として閲覧できた範囲が約3分でした。

ファイルアップロードでは10分を超える音声を末尾まで取得できました。公式ページの「1回3分」を、アップロード音声の全文取得上限として単純に当てはめることもできません。

公式表示と実際の画面挙動を分け、処理後のテキストを確認する必要があります。

音声ファイルをアップロードして文字起こしする手順

収録済みの音声がある場合は、ファイルアップロードを使います。Notta公式ヘルプに沿った基本手順は次のとおりです。

音声ファイルを文字起こしする流れ

  1. STEP 01
    STEP 1
    Nottaの画面でアップロードを選ぶ
  2. STEP 02
    STEP 2
    音声ファイルを選ぶか、指定された場所へドラッグする
  3. STEP 03
    STEP 3
    次へ進み、文字起こしする言語や話者識別を設定する
  4. STEP 04
    STEP 4
    アップロードを開始する
  5. STEP 05
    STEP 5
    処理状況を確認し、完了したノートを開く

言語設定が音声と違うと、固有名詞だけでなく通常の文章も崩れやすくなります。日本語音声なら、アップロード前に文字起こし言語が日本語になっているか確認してください。

公式ヘルプでは、音声ファイルは1GBまたは5時間の小さい方まで、動画ファイルは10GBまたは5時間の小さい方までと案内されています。

この数値はアップロード可能なファイルの上限です。フリープランで音声全体のテキストを取得できる長さを示すものではありません。

ファイルを取り込むには、残りの文字起こし時間とファイルインポート回数の両方が必要です。アップロード前に「使用状況を確認」を開き、2つの枠を見ておくと再作業を減らせます。

アップロード時に複数人の発言を分けたい場合は、録音方法ごとに設定条件が変わります。Nottaの話者識別の条件と後から直す手順を先に確認してください。

フリープランで文字起こしを実機検証した結果

リアルタイム録音と5分・10分・約15分音声で取得できた文字起こし範囲の実測比較
2026年8月20日から21日にNottaフリープランで実測。約15分音声は同じ位置で2回停止しました。

検証音声の末尾には「オメガ」という終了マーカーを入れ、ノート内検索で最後まで文字起こしされたかを確認しました。

約15分の音声には連番も入れています。同じファイルを再投入し、停止位置が再現するかも調べました。

方法音声の長さ文字起こし結果消費した時間枠
ファイルアップロード5分08秒終了マーカーまで取得6分
ファイルアップロード10分07秒終了マーカーまで取得11分
ファイルアップロード・1回目14分52秒第38項目まで。終了マーカーなし15分
ファイルアップロード・2回目14分52秒同じく第38項目まで。終了マーカーなし15分
リアルタイム録音5分43秒録音は継続。閲覧できた文字起こしは03:04まで6分

5分08秒と10分07秒のファイルは、終了マーカーまで検索できました。この検証環境では、少なくとも10分07秒の音声は全文を取得できています。

14分52秒の音声は、2回とも第38項目までで止まりました。第38項目は音声上の推定位置で約11分06秒、第39項目は約11分23秒です。

この検証では、10分07秒より後、約11分23秒より前に取得範囲の境界がありました。ただし、境界が時間、文字数、文字起こしブロックのどれで決まるかは確認できていません。

検証範囲の注意

「無料プランは約11分まで」と固定上限のように扱うのは避けるべきです。確認できたのは、このアカウントと検証音声で同じ打ち切りが2回再現したことです。

リアルタイム録音は続いても全文を読めるとは限らない

5分43秒の録音に対して音声の一部がテキスト化されていないと表示されたNottaフリープラン画面
5分43秒の録音後、音声の一部がテキスト化されていないという案内を確認しました。

リアルタイム録音では、3分を過ぎても停止ボタンは有効なままで、こちらが止めるまで5分43秒間録音できました。

一方、文字起こしの最後のタイムスタンプは03:04でした。音声に入れた後半の項目と終了マーカーは、文字起こし結果にありませんでした。

画面にも「無料プランでは、3分分の文字起こしのみ閲覧可能です」と表示されました。停止後には、音声の一部がテキスト化されていないという案内も出ています。

今回確認した「3分制限」の実害は、録音がその場で止まることではありません。録音した時間ぶんの枠は減る一方、約3分を超えた部分のテキストを閲覧できないことです。

文字起こしが途中で切れたか確認する方法

アップロード完了や文字起こし完了の通知が出ても、テキストが音声全体を含むとは限りません。次の順で確認します。

文字起こしが最後まで届いたか確認する流れ

  1. STEP 01
    STEP 1
    元の音声ファイルの長さを確認する
  2. STEP 02
    STEP 2
    文字起こし結果の最後のタイムスタンプを見る
  3. STEP 03
    STEP 3
    音声の最後に話した言葉をノート内で検索する
  4. STEP 04
    STEP 4
    一部がテキスト化されていないという画面案内がないか確認する
  5. STEP 05
    STEP 5
    使用状況を開き、時間枠とファイル回数の変化を記録する

本番の会議や取材を処理する前に、音声の最後で「収録終了」など、検索しやすい言葉を入れておくと確認が簡単です。

すでに収録済みなら、最後の発言や固有名詞を検索します。最終タイムスタンプが音声時間より大幅に短く、末尾の言葉も見つからなければ、結果が途中で切れている可能性があります。

今回のリアルタイム録音では、一部がテキスト化されていないというバナーが表示されました。しかし、後半が欠けた14分52秒のアップロードノートでは、2回とも同じバナーを確認できませんでした。

画面案内がないことを、全文取得の証拠にはできません。音声の長さと末尾の文字を自分で照合する方が確実です。

同じ音声をもう一度アップロードすると、ファイル回数と文字起こし時間を再び使います。結果を確認せずに再投入を繰り返すと、無料枠だけが減るため注意してください。

無料枠の上限や長い音声の欠落が運用の妨げになる場合は、再投入を繰り返す前に、有料プランで必要な処理時間と機能を満たせるか確認してください。

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無料枠で足りないと分かったら、現行プランを確認する

3分制限や後半欠落を確認したうえで、長い会議・継続利用に必要な上限と料金を公式サイトで確認できます。

  • 月120分・月50ファイルの無料枠を公式で確認
  • 長い音声は後半を取得できない場合がある
  • 料金と対象機能は契約前に公式で再確認

月120分とファイル回数は処理前後でどう減ったか

登録直後のフリーアカウントでは、使用状況に次の枠が表示されました。

画面で確認した初期表示
文字起こし時間0分 / 120分
ファイルインポート0 / 50
AI要約0 / 10
1カ国語リアルタイム翻訳0 / 2
2カ国語文字起こし・翻訳0 / 4

14分52秒の音声を1本アップロードすると、文字起こし時間は15分、ファイルインポートは1回増えました。AI要約は実行していないため、0/10のままです。

処理前アップロード後差分
文字起こし時間0分 / 120分15分 / 120分15分消費
ファイルインポート0 / 501 / 501回消費
AI要約0 / 100 / 10変化なし

このとき、文字起こしの完了通知より先にカウンタが変化しました。後半のテキストを取得できなかった音声でも、ファイル全体の14分52秒に対して15分が消費されています。

文字起こし時間は分単位で切り上げられた

複数の音声で消費時間を確認したところ、秒の端数は分単位で切り上げられました。

音声の長さ実際の消費四捨五入なら
5分08秒6分5分
10分07秒11分10分
14分52秒15分15分

5分08秒と10分07秒の結果は四捨五入では説明できません。今回のフリープラン画面では、1分未満の端数も1分として文字起こし時間に計上されました

短い音声を何本も処理すると、端数の切り上げが積み重なります。1本ごとにファイル回数も1回使うため、月120分だけでなく50回の枠も確認してください。

未確認の点

なお、処理そのものが失敗した場合に時間や回数が戻るかは未確認です。意図的に失敗させる検証は行っていません。

AI要約は無料枠で1回利用できた

14分52秒の文字起こしノートで、「スタンダード」テンプレートのAI要約を1回実行しました。要約は約20秒で生成され、見出しのある文章として表示されました。

実行前実行後
AI要約0 / 101 / 10
文字起こし時間15分 / 120分15分 / 120分

AI要約の回数だけが1増え、文字起こし時間は変わりませんでした。時間枠とAI要約枠は別に管理されています。

Notta公式ヘルプでも、フリープランは月10回で、要約の生成に成功すると1回消費すると案内されています。失敗した生成では回数を消費しないという説明もあります。

ただし、要約元の14分52秒ノートは後半の文字起こしが欠けていました。生成された要約が元音声の全体を対象にしていたとは確認できません。

AI要約を使う前に、元の文字起こしが最後まで取得できているか確認してください。

要約を実行する位置やテンプレートで迷ったら、日本語AI要約を生成した実画面と操作手順を確認できます。原文の修正、利用条件、生成後の照合まで順に進められます。

文字起こし精度を上げるために音声を整える

文字起こし範囲だけでなく、音声の状態も結果に影響します。Notta公式の精度向上ガイドでは、次の準備が案内されています。

  • 音声に合う言語を選ぶ
  • 周囲の雑音を減らす
  • はっきり話す
  • 複数人が同時に話さないようにする
  • マイクを話者へ近づける
  • 可能なら品質のよい音声を用意する

録音前に短いテストを行い、自分の声と固有名詞が認識されるか確認すると安心です。専門用語や人名が多い場合は、音声を最後まで処理する前に冒頭部分で精度を見ます。

今回の検証音声は、終了位置を判定するために一定間隔のマーカーを入れた合成音声です。実際の会議では話者の重なりや雑音が増えるため、同じ認識結果を保証するものではありません。

無料プランで足りる人と有料プランを検討する人

今回の実測から見ると、無料プランは短い音声を時々処理し、アプリ内で結果を確認する使い方から試すのに向いています。

無料プランから試しやすい人
  • 短いメモや取材テストを文字起こししたい
  • 月120分と月50ファイルの範囲に収まる
  • 処理後に最終タイムスタンプと末尾を確認できる
  • AI要約を少ない回数だけ試したい
  • テキストをファイルとしてダウンロードする必要がない

検証では10分07秒の音声を末尾まで取得できましたが、すべての音声で同じ結果になるとは限りません。重要度の低い短い音声で試し、取得範囲を確認してから本番データへ進んでください。

有料プランを検討した方がよい人
  • 10分を超える会議や取材を継続して処理する
  • 音声の後半が欠けると業務上の問題になる
  • 短いファイルを多数処理し、切り上げで月間枠が減りやすい
  • 文字起こし結果をTXTやDOCXなどでダウンロードしたい
  • 無料枠を超える月間時間が必要

Notta公式ヘルプでは、文字起こしデータのダウンロードはプレミアム以上の機能と案内されています。有料プランの実際の動作は今回検証していません。

契約前には、現在の料金と対象機能をNotta公式ページでも確認してください。

Nottaでは文字起こし後の末尾確認まで行う

5分08秒と10分07秒の合成音声は末尾まで文字起こしできました。一方、14分52秒の同じ音声は2回とも後半が欠けています。

リアルタイム録音も、録音は5分43秒続きましたが、閲覧できたテキストは約3分でした。録音時間と取得できる文字起こし範囲は分けて考える必要があります。

最初は短いテスト音声を使い、音声の長さ、最終タイムスタンプ、末尾の言葉、使用状況の4点を確認します。

完了通知を見るだけで終わらず、文字起こしが音声の最後まで届いているかを確かめることが、無料枠を無駄にしないための重要な手順です。

Zoom会議を記録したい場合は、Zoom連携の選び方と許可設定へ進みます。原稿として渡す場合は、保存形式・プラン・権限の条件を確認します。

無料枠で基本動作を確かめた後、有料機能を試したい人は、無料トライアルの対象と自動更新条件を確認してください。通常の無料プランとは契約条件が異なります。

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この記事を書いた人

個人でWordPressブログを運営しています。WordPress歴7年。実際に契約・利用しているConoHa WINGとSWELLを中心に、ブログの開設、表示・編集環境の改善、SEO、アフィリエイト、AIを使った制作効率化を検証しています。

公式情報を確認するだけでなく、実機で試した結果、うまくいかなかった点、向かないケースも含めて共有します。読者が遠回りせず、自分のブログで次の一手を選べる情報を届けることが目標です。

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