画像の文字をコピーするなら、まずGoogle Lensで必要な1行を読み、元画像と照合してみてください。OCRは文字を取り出せても、数字や読み順まで正しいとは限らないためです。繰り返し画面の同じ範囲を読むならCopyfish、複数ページのPDFなら文書として変換する方法も比較し、作業量に合う入口を選びましょう。
OCRは画像から文字を読み取る処理です。選択できなかった文字を取り出せますが、特に数字・単位・固有名詞は元画像との照合が必要です。
この記事ではPCのChromeを中心に、画像・PDF・スマホの方法を分けて紹介します。文字を取り出すことと、表のレイアウトまで再現することは分けて考えましょう。
- ChromeのGoogle Lensで画像の文字を選択する
- Copyfishで範囲を囲んで読み取る
- 画像PDFを文字にする際の注意点を確認する
- スマホで写真内の文字をコピーする
まず結論:あなたの用途はどれ?
一度だけ画像を読むのか、何枚も繰り返すのかで入口を選びます。まず小さな範囲で結果を確認してから、読み取る量を増やしてください。
| 用途 | 先に試す方法 |
|---|---|
| Web画像の文字をコピーしたい | ChromeのGoogle Lens |
| 画像や停止した動画の画面から範囲を囲んで読みたい | Copyfish |
| スキャンPDFを文書として取り込みたい | GoogleドライブからGoogleドキュメントで開く |
| iPhoneの写真に写った文字を使いたい | 対応端末のテキスト認識表示、またはGoogleアプリのLens |
Google LensとCopyfishの選び方
| 確認点 | Google Lens | Copyfish |
|---|---|---|
| 導入 | Chromeに備わるLensを使う | 拡張機能を追加する |
| 操作の考え方 | 画像やページ上の範囲からテキストを選ぶ | 画面の読み取りたい範囲を囲む |
| 注意点 | ページの画像・データがGoogleへ送信される | 読み取り対象の権限と、利用エンジンの送信先を確認する |
この比較は2026年9月5日に確認したGoogle公式ヘルプとCopyfish公式ガイドによる機能整理です。同じ画像を使った精度の優劣を実測した表ではありません。
① Google Lens|Chromeで画像内の文字を選ぶ
PCのChromeではGoogle Lensから画像内の文字を選択できます。画面や利用条件は端末によって異なるため、以下はPC向けの操作例として確認してください。スマホで同じメニューが見当たらない場合は、後半の端末別手順へ進みましょう。
使い方(3ステップ)
- 文字を読み取りたい画像を右クリックする
- メニューから「Google Lensで画像を検索」を選択
- 右側に「Google Lens」パネルが表示されたら、「テキスト」タブをクリック → 読み取りたい範囲をドラッグで選択 → 「コピー」をクリック
💡 Google Lensのテキストタブには「翻訳」ボタンもある
コピーボタンの右に「翻訳」ボタンがあり、抽出したテキストをその場でGoogle翻訳にかけられます。英語のエラーメッセージや海外サイトの画像テキストなら、Google Lensだけで解決できます。
Google Lensの限界
読み取りたい部分を大きく表示し、1段落ずつ選択してください。表や複雑なレイアウトでは順序が崩れることがあります。機密情報を含む画面は、送信先と組織の利用ルールを確認してから扱いましょう。
② Copyfish|シンプルOCR専用・動画テキストにも対応
「OCRだけ使えればいい・余計な機能はいらない」という方には「Copyfish」がおすすめです。画像・スクリーンショット・動画(YouTube等)の字幕テキストをシンプルに抽出できる、軽量な無料拡張機能です。
Copyfishの特徴
- 動画内のテキスト(YouTubeの字幕・テロップ)も抽出できる
- 右クリックメニューから即起動できるシンプルな設計
- Google翻訳との連携機能あり(抽出後に翻訳ボタンで即翻訳)
- 「AI要約・チャット」機能は不要、純粋にOCRだけ使いたい人向け
Web画像を一度コピーするだけならLensから試します。画面の一部を繰り返し囲んで読み取りたい場合はCopyfishも候補です。どちらも出力結果の照合は省略しないでください。
PDFの文字が選択できない・コピーできない場合の対処法
PDFで文字を選べない場合は、ページが画像として保存されているかを確認します。必要なのが1段落ならその範囲をOCRで読み、長い文書なら文書変換を試す方が確認箇所をまとめやすくなります。どちらもページ番号と元ファイルを残し、引用した部分へ戻れる状態で作業してください。
方法①:Copyfishで表示中のPDFを読み取る
CopyfishはPDFのOCRにも対応しています。読み取れないときは、公式ガイドのPDF手順と、拡張機能がローカルファイルへアクセスできる設定を確認します。権限を広げる前に、対象ファイルに機密情報がないかも確認してください。
方法②:Google DriveにアップロードしてGoogleドキュメントで開く
Google DriveへPDFをアップロードし、「Googleドキュメントで開く」方法もあります。利用可能なアカウントと機能を確認し、機密文書は組織のアップロードルールに従ってください。表や段組みは読み取り後に直すことがあります。
スマホでOCRを使う方法(iPhone・Android)
スマホではPC版Chromeと同じ拡張機能の操作を前提にせず、端末の文字認識やGoogle Lensを使います。
GoogleアプリなどからLensを開く
iPhoneではGoogleアプリからLensを開き、画像のテキストを選択してコピーできます。AndroidもGoogleアプリなどのLensから操作できます。専用の「Google Lensアプリ」がすべての端末で必須という意味ではありません。
iPhoneのテキスト認識表示(iOS 15以降)
iOS 15以降のiPhoneは「テキスト認識表示」という機能が標準搭載されています。写真アプリで画像を開き、テキストが含まれる画像を表示すると右下に「テキスト認識表示アイコン」が現れます。これをタップすると文字が選択可能になりコピーできます。アプリ不要で使えます。
よくある質問(FAQ)
他のブラウザ作業も見直したい場合は、用途別のChrome拡張機能一覧で必要な機能だけ探せます。
まとめ:まず1か所を読み取り、原文と照合する
最初の1か所で、文字・数字・改行の順序を確認できれば、その画像に合う方法かを判断できます。認識結果を貼り付けた後も、必要な文章が抜けていないかを照合してください。文字として取り出せた内容を別の言語で読みたい場合は、翻訳ツールの選び方へ進めます。
- 追加の拡張なしで試す → ChromeのGoogle Lens
- 範囲を囲んで文字を抽出する → Copyfish
- スマホの写真からコピーする → 対応端末のテキスト認識やGoogleアプリ
動画の発話そのものを文章にしたい場合は、OCRではなくYouTube文字起こしの方法へ進んでください。字幕で足りるか、音声認識が必要かを分けて選べます。
文字を取り出した後に翻訳したい方へ
ページ全体、選択した文章、画像内の文字など、読む対象に合わせて方法を選べます。

