Smart Custom Fields(SCF)の代替プラグイン3選|開発終了後どれを選ぶべきか

WordPressでカスタムフィールドを扱うとき、多くの人が一度はお世話になったプラグイン「Smart Custom Fields(SCF)」。無料なのにリピーター(繰り返し)フィールドまで使えるという理由で、長年定番の地位を保ってきました。

この記事では代替候補を3つに絞っていますが、判断材料をもっと並べて比べたい方はカスタムフィールドプラグイン比較2026|ACF・SCF・CFS・Lazy Blocksの選び方もどうぞ。

しかし今、そのSCFが開発終了に向けて動いています。

「今は動いているから大丈夫」と思っている方も、遅かれ早かれ乗り換え先を探すことになります。この記事では、SCFの代替候補を横並びで比較したうえで、意外と見落とされがちな選択肢まで含めて紹介します。

緊急のお知らせ

SCFの後継、もう決めましたか?

Custom Field Suiteもすでに公開停止。無料でリピーター機能が使える選択肢は、実はもう多くありません。

  • 無料版でリピーターフィールドが使える
  • ブロックエディタにネイティブ統合
  • 開発者本人が継続的にサポート対応

Lazy Blocksを見てみる

Index

Smart Custom Fieldsは開発終了に向けて動いている

SCFの開発者本人が、SNS上でプラグインをクローズに向けて動かしていることを表明していると複数のユーザー・ブログで報告されています(本記事執筆時点で一次情報のリンクは確認できていません)。現時点では配布自体は続いているものの、今後のアップデートやセキュリティ修正が保証されているわけではありません。

WordPress本体やブロックエディタは今も活発にアップデートが続いています。開発が止まったプラグインを使い続けることは、次のバージョンアップで突然動かなくなるリスクを抱え続けるということです。

実はもう一つの定番プラグインも同時に詰んでいる

乗り換え先を探すうえで知っておいてほしいのが、SCFと並ぶもう一つの無料リピーター対応プラグイン「Custom Field Suite(CFS)」も、すでに使えなくなっているという事実です。

CFSは2024年8月20日、WordPress.orgでの配布が停止されました。理由はクロスサイトスクリプティング(XSS)コードインジェクションSQLインジェクションという複数の脆弱性が確認されたためです(JVN iPediaにJVNDB-2024-004159、JVNDB-2024-004382、JVNDB-2024-004383として登録されています)。

つまり、「無料でリピーターが使える定番プラグイン」は、SCF・CFSともに実質的に選択肢から外れつつあるということです。この記事を読んでいる方の多くは、思っているより急いで乗り換え先を決める必要があります。

代替候補を比較する

主な代替候補を整理しました。

プラグイン料金リピーター対応特徴
Secure Custom Fields無料WordPress.org公式のACFフォーク。ACFとほぼ同じ操作感
ACF(無料版)無料×リピーターはPro版限定
ACF Pro$49〜249/年業界標準、ドキュメントが豊富。ただしサブスク費用が発生
Meta Box無料〜有料◯(無料枠あり)高機能だが独自の学習コストがある
Lazy Blocks無料◯(無料版で標準搭載)ブロックエディタに標準統合。ノーコードでリピーターブロックが作れる

この中で見落とされがちなのがLazy Blocksです。カスタムフィールドプラグインというより「ブロック自作プラグイン」というカテゴリで語られることが多く、SCF・CFSの代替を探している人の視界に入りにくいのですが、実際にはカスタムフィールド的な使い方も十分にできます。

同じように「開発終了・有料化」でプラグインの乗り換えを迫られているケースは他にもあります。装飾ブロック系プラグインでは、Arkhe Blocksの無料版が使えなくなった人へ|安全な代替手段で、Lazy Blocksへの乗り換え方を解説しています。

逆に、まだACF Proを契約中で「年額費用に疑問を感じている」という場合は、カスタムフィールドプラグイン比較2026で無料で使える選択肢もあわせて解説しています。

なぜLazy Blocksが有力な選択肢なのか

Lazy Blocksを候補に入れるべき理由は主に2つあります。

1つ目は、無料版でリピーター機能が標準搭載されていること。
ACFのように「リピーターだけ有料版が必要」ということがありません。

2つ目は、ブロックエディタ(Gutenberg)にネイティブ統合されていること。 SCFやCFSのようにメタボックス(投稿画面の下や横に表示される別枠)としてではなく、記事本文の中にブロックとして直接配置できます。今後WordPress自体がブロックベースの設計に寄っていくことを考えると、この方向性は理にかなっています。

気になった方は、Lazy Blocks公式サイトで無料版・Pro版それぞれの機能を先に確認しておくと、この後の実装デモがスムーズに理解できます。

Lazy Blocksでリピーターブロックを作ってみる

実際にSCFで作っていたような「スタッフ紹介」ブロックを、Lazy Blocksで再現してみます。

1. プラグインをインストールする

Lazy Blocksのブロック一覧画面

WordPress管理画面の「プラグイン」→「新規追加」から「Lazy Blocks」を検索し、インストール・有効化します。

2. 新しいブロックを作成する

左メニューに追加された「Lazy Blocks」→「Add Block」をクリックします。ブロック名(例:スタッフ紹介)を入力し、SLUG名(PHPで呼び出す際のキーになります)を設定します。

Lazy Blocksで新しいブロックを作成する画面

3. リピーターコントロールを追加する

リピーターコントロールを追加する設定画面

ControlsのTypeで「Repeater」を選択し、その中にサブフィールドとして、

  • 「名前」(テキスト)
  • 「役職」(テキスト)
  • 「写真」(画像)

を追加します。

4. 出力コードを書く

Lazy Blocksの出力コード入力画面

保存すると、以下のようなPHPコードでフロントエンドに出力できます。
Markdown
<?php 
// 1. リピーターのデータが存在し、配列であることを厳密にチェック
if ( isset( $attributes['staff_list'] ) && is_array( $attributes['staff_list'] ) && ! empty( $attributes['staff_list'] ) ) : 
?>
<div class="staff-grid">
  <?php foreach ( $attributes['staff_list'] as $staff ) : ?>
    <div class="staff-card">
      
      <div class="staff-photo-wrap">
        <?php 
        // 2. 画像配列とURLが存在するかを厳密にチェック(Gutenbergのエラー落ちを防止)
        if ( isset( $staff['staff_photo']['url'] ) && ! empty( $staff['staff_photo']['url'] ) ) : 
        ?>
          <img src="<?php echo esc_url( $staff['staff_photo']['url'] ); ?>" alt="<?php echo esc_attr( $staff['staff_name'] ?? '' ); ?>" class="staff-photo" loading="lazy">
        <?php else : ?>
          <div class="staff-photo-placeholder"></div>
        <?php endif; ?>
      </div>

      <p class="staff-name"><?php echo esc_html( $staff['staff_name'] ?? 'Name' ); ?></p>
      <p class="staff-role"><?php echo esc_html( $staff['staff_role'] ?? 'Role' ); ?></p>
      
    </div>
  <?php endforeach; ?>
</div>
<?php endif; ?>

CSSを追加して実装したのがこちら

  • Michael Anderson

    Lead Developer

  • Sofia Martinez

    UI/UX Designer

  • David Chen

    Backend Engineer

  • Emma Wilson

    Marketing Manager

リピーター使用の様子

これで、投稿画面から「+」ボタンで作成したブロックを呼び出すだけで、スタッフを何人でも追加できるリピーター機能が完成します。

比較でわかる

ACF Proより先に、これを試すべき理由

月額課金なしで、リピーター機能付きのオリジナルブロックが今すぐ作れます。

  • ACF Proは年額$49〜249のサブスクリプション
  • Lazy Blocksは無料版でリピーター機能を搭載
  • コードを書かずにブロックを自作できる

詳しい比較を見る

無料版で今すぐ試せます

【注意】代替が見つからずPHP直書きに走っていませんか

SCF・CFSの代替探しがうまくいかず、最終的に「function.phpにadd_meta_boxを直書きする」という選択をした制作者の記録をネット上でいくつか見かけました。動くものは作れますが、リピーター用のJavaScript(行の追加・削除)まで自前で書く必要があり、保守性も決して高くありません。

その労力をかける前に、まずはLazy Blocksのようなノーコードで完結する選択肢を試してみることをおすすめします。

💡 このページで使われているダウンロードカード・料金表などの装飾ブロックは、すべて Lazy Blocks(Pro)で自作したものです。 作り方はこちら

結論:あなたに合った選び方

こんな人にはおすすめ
個人開発・Gutenbergメインで運用しているLazy Blocks
法人サイトを複数運用、サポート体制を重視ACF Pro
ACFと同じ操作感のまま無料で移行したいSecure Custom Fields
すでにClassic Editorで運用が固まっているSecure Custom Fields/ACF

SCF・CFSがともに実質的な終着点を迎えつつある今、「とりあえず有名だから」でACF Proに飛びつく前に、無料でリピーターまで使えるLazy Blocksという選択肢も候補に入れてみてください。

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この記事を書いた人

個人でWordPressブログを運営しています。WordPress歴7年。実際に契約・利用しているConoHa WINGとSWELLを中心に、ブログの開設、表示・編集環境の改善、SEO、アフィリエイト、AIを使った制作効率化を検証しています。

公式情報を確認するだけでなく、実機で試した結果、うまくいかなかった点、向かないケースも含めて共有します。読者が遠回りせず、自分のブログで次の一手を選べる情報を届けることが目標です。

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