ACFとSecure Custom Fieldsの違いを分かりやすく解説

この記事は、当サイトの運営者がACF・Secure Custom Fieldsの公式ドキュメント・WordPress.org掲載情報・報道情報を精査した上で執筆しています。事実として確認できた経緯と、当サイトの見解は本文中で区別しています。

「Secure Custom Fieldsって、結局ACFと何が違うの?」——カスタムフィールド系プラグインを調べていると、この2つの名前がセットで出てくることに気づいた方は多いはずです。実はこの2つ、単なる競合プラグイン同士ではありません。もともと同じプラグインが分岐した、少し込み入った経緯があります。

他のカスタムフィールド系プラグインとまとめて比較したい場合は、カスタムフィールドプラグイン比較2026|ACF・SCF・CFS・Lazy Blocksの選び方もあわせてご覧ください。

💡 このページの比較表・メリデメ表示・CTAボタンは、すべてLazy Blocks(Pro)で自作したブロックです。 作り方はこちら

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なぜSecure Custom FieldsはACFから分岐したのか

ACF(Advanced Custom Fields)は2022年にホスティング大手WP Engineが買収し、その後もPro版を含めて開発が続けられてきました。ところが2024年10月、WordPress.orgの共同創設者Matt Mullenweg氏が、WP EngineとAutomattic社との対立を背景に、ACFをWordPress.org側でフォーク(分岐)し、「Secure Custom Fields」として新たに公開すると発表しました。

その後、法的手続きを経て、ACF自体はWP Engineの管理下に戻っています。一方でSecure Custom Fieldsも別プラグインとしてそのままWordPress.org上に残り、現在は独立したオープンソースプロジェクトとしてコミュニティベースで開発が続いています。なお、WP EngineとAutomattic社の間の訴訟自体は、本記事執筆時点(2026年)でも係争が続いており、完全に決着したわけではありません。

つまり現在は、ACF(WP Engine運営、無料版+Pro版のサブスクリプション体制)と、Secure Custom Fields(WordPress.org運営、非営利のオープンソース)という、由来は同じでも運営元・方針が異なる2つのプラグインが並行して存在している状態です。

機能面の違い

もっとも重要な違いは、Secure Custom FieldsがACF Proの主要機能を無料で含んでいる点です。公式ドキュメントで確認できた対応機能は次の通りです。

比較表。評価と価格の見出しを押すと並び替えられます。
プラグイン 特徴 詳細
ACF(無料版)
3 点(5点満点)
無料
  • リピーター:×
  • Options Pages:×
  • 国内外シェア最大手・WP Engine運営
年額課金
ACF Pro
4 点(5点満点)
有料(年額)
  • リピーター:◯
  • Options Pages・Flexible Content・Gallery・Clone対応
  • 商用サポート・公式ドキュメント充実
Pro機能を無料内包
Secure Custom Fields
4 点(5点満点)
無料
  • リピーター・Gallery・Flexible Content・Clone・Options Pagesがすべて無料
  • ACF Blocks(ブロックエディタ統合)にも対応
  • WordPress.org運営の非営利プロジェクト

関数体系(get_field()have_rows()など)はACFからそのまま引き継がれているため、既存のテーマ・プラグインのコードをほぼ書き換えずに移行できる設計になっています。

どちらを選ぶべきか

メリット

  • ACF Pro相当の機能(リピーター・Options Pages等)を無料で使いたい
  • オープンソース・コミュニティ運営という体制に安心感がある
  • 既存のACFコードをほぼそのまま移行したい

デメリット

  • 商用ベンダーによる公式サポート・SLAを重視する
  • 大規模案件で長期の商用保守体制が契約上必要
  • 既存プラグイン・テーマがACF固有の機能(特定バージョンのみの挙動等)に依存している

左側に当てはまるなら、Secure Custom Fieldsへの移行を検討する価値があります。右側に当てはまる場合は、無理に移行を急がず、ACF(Pro版)を継続利用するほうが安全です。

移行時に確認しておきたいこと

正直に書いておくと、当サイトでは「既存のACFで構築した大量のフィールド定義を、Secure Custom Fieldsに切り替えても完全に同じ挙動になるか」までは検証しきれていません。関数体系は同じでも、プラグインとしての実装は別物であるため、移行前に必ずステージング環境で動作確認してから本番に適用することをおすすめします。

なお、「今のメタボックス運用(ACFのようなフィールド入力形式)を一切変えたくない」という場合はSecure Custom Fieldsが摩擦の少ない選択肢になりますが、「固定ページやランディングページ的なコンテンツを、ブロックエディタで柔軟に組み立てたい」という場合は、そもそもの入力方式が異なるLazy Blocksが候補になります。用途に応じて検討してください。

まとめ

ACFとSecure Custom Fieldsは、由来は同じでも現在は別々に運営されているプラグインです。ACF Pro相当の機能を無料で使いたい場合、Secure Custom Fieldsは有力な選択肢になります。一方で、商用サポートを重視する場合や大規模案件では、無理に移行せずACFを継続するという判断も合理的です。

まずは無料版から機能を比較する

ブロックエディタでの運用に抵抗がなければ、Lazy Blocksの無料版も選択肢のひとつです。

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この記事を書いた人

個人でWordPressブログを運営しています。WordPress歴7年。実際に契約・利用しているConoHa WINGとSWELLを中心に、ブログの開設、表示・編集環境の改善、SEO、アフィリエイト、AIを使った制作効率化を検証しています。

公式情報を確認するだけでなく、実機で試した結果、うまくいかなかった点、向かないケースも含めて共有します。読者が遠回りせず、自分のブログで次の一手を選べる情報を届けることが目標です。

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