この記事は、当サイトの運営者が実際にLazy Blocks(Pro版含む)を導入・検証した上で執筆しています。開発元の発言として引用している部分と、当サイトが実機で確認した内容は本文中で区別しています。
カスタムフィールドの移行先は、今の入力と保存形式を保つか、記事内のブロックへ作り直すかを先に決めると選びやすくなります。繰り返し入力ができても、保存済みデータと表示コードまで同じとは限らないためです。使っているフィールド・検索や集計の有無・更新担当者を整理し、候補ごとの移行作業を比べましょう。
あなたはどの状況に当てはまりますか
カスタムフィールド系プラグインで今悩んでいる人は、だいたい次の3パターンのいずれかに当てはまります。
- Smart Custom Fields(SCF)の更新状況を見て、継続利用と移行先を比較したい
- Custom Field Suite(CFS)を使っていたら、配布停止になっていた
- ACF Proを契約中で、年額費用に疑問を感じている
それぞれの状況について、当サイトでは移行手順を個別に詳しく解説した記事を用意しています。まずはご自身の状況に近いものをお選びください。
CFSを使っていた方
ACF Pro契約中の方
比較するのは機能・保存形式・表示コード・保守体制
比較では、料金より先に今あるデータをどう使うかを確認します。たとえば商品価格を投稿横断で検索する用途と、沿革を本文に表示する用途では保存先に求める役割が違います。繰り返し項目・画像の返り値・出力関数を一覧にすると、見た目を再現するだけでは終わらない移行箇所も分かります。
| 選択肢 | 費用の区分 | 確認する機能・運用 |
|---|---|---|
| ACF(無料版) | 無料 | リピーター:× 投稿メタの入力欄と取得API Pro版は年額$49〜 |
| Secure Custom Fields | 無料 | リピーター:◯ ACFと同じ関数体系 WordPress.org公式 |
| Custom Field Suite | 配布停止 | 脆弱性により配布停止済み 新規インストール不可 移行推奨 |
| Meta Box | 無料〜有料 | リピーター:◯(無料枠あり) フィールド数が豊富 高度機能は追加課金 |
| Lazy Blocks | 無料 | リピーター:◯(無料版標準) ブロックエディタに統合 装飾コンテンツと相性良好 |
新しく繰り返し入力のブロックを作るならLazy Blocks無料版が候補です。一方、既存メタボックスのデータや表示コードを保ちたい場合は、フィールド型とAPIの互換性を持つ候補を検証します。Repeaterがあることだけで、自動移行できるとは判断しないでください。
入力要件と保存形式を確認する
必要な入力項目、CSS・JavaScriptの配置、既存データの取得方法を整理します。たとえば繰り返し入力ができても、旧テンプレートの出力関数がそのまま動くとは限りません。保存形式と表示コードの対応を先に確認しましょう。
メリット
-
リピーターフィールドが使えれば十分
-
ブロックエディタでの運用に抵抗がない
-
まずコストゼロで移行したい
デメリット
-
投稿タイプ・タクソノミー・ユーザーとの連携が必須
-
フィールドの条件分岐が必須
-
既存のメタボックス運用を一切変えたくない(→Secure Custom Fieldsが候補)
必要な項目が入力できるかだけでなく、保存先と取得コードも確認します。投稿メタを維持したい場合と、本文のブロックに作り直す場合では作業が異なるため、上位プランに変更すれば移行できるとは限りません。
機能要件は各製品の公式ドキュメントで照合し、サンプルの入力・保存・表示が通るかで比較してください。費用だけでなく、データ変換と保守の作業も判断材料になります。
この記事の範囲でカバーできないケース
正直に書いておきます。以下のようなケースは、この記事や関連3記事だけでは解決しません。
- 大規模なリレーショナルデータ構造(親子関係が複数階層にわたる等)が必要な場合
- 既存のACF/SCF/CFSで構築した大量のフィールド定義を、コード変更なしでそのまま移行したい場合
- マルチサイト・大規模組織での一元管理が必須の場合
対応しきれない独自実装がある場合は、先に開発担当者へデータとコードを確認します。公開停止や脆弱性のあるプラグインをそのまま放置する意味ではありません。検証環境を用意し、更新・代替・必要機能の縮小を含めて対応を決めましょう。
代表ページ1件で移行を試す
候補が決まったら、代表ページ1件を検証環境へ複製し、保存→再編集→公開表示まで通してください。新規サイトなら入力しやすさ、既存サイトなら元データとの一致が判断の中心になります。機能の多さだけで切り替えず、戻せる状態で一つ確かめてから対象を広げましょう。

