「話題のGPT-5を入れたら、なぜかPCが重くなった」
「セキュリティ向上のために入れたツールが、実はスパイウェアだった…」
そんな悪夢のような事例が、2025年から2026年にかけて急増しています。
特に危険なのが、「GPT-5」や「DeepSeek」などの最新AIブームに便乗した詐欺アプリや、「守るフリをして盗む」偽セキュリティツールです。
これらは公式ストアに紛れ込んでおり、見た目だけでは判断がつきません。
この記事では、現在確認されている「絶対に入れてはいけない拡張機能」を実名でリスト化しました。
なぜそれらが危険なのか、どうやって見分ければいいのかを、専門用語を使わずに分かりやすく解説します。
あなたの個人情報と資産を守るために、今すぐブラウザのチェックをお願いします。
おすすめの拡張機能についてはこちらの記事にて紹介しています。

【緊急警告】最も旬で危険!「偽AI」拡張機能リスト
今、最も警戒すべきなのが「最新AIが無料で使える」と謳う拡張機能です。
2025年後半にOpenAIから「GPT-5」が正式リリースされましたが、公式機能は通常、有料(Plusプラン等)やAPI課金が必要です。
それにも関わらず、「完全無料」で提供している拡張機能には、必ず恐ろしい「裏」があります。
もし以下の拡張機能が入っていたら、即座に削除してください。
削除必須の偽AIツール一覧
| 拡張機能名 | 危険な挙動・リスク |
| Chat GPT for Chrome with GPT-5 | 【被害大】 「無料でGPT-5使い放題」と謳うが、実際は低性能なモデルに繋ぐか、OpenAIのログイン情報(セッション)を盗むフィッシング詐欺。 |
| AI Sidebar with DeepSeek | ブラウジング履歴を30分ごとに外部へ送信。DeepSeekやClaudeなど複数のAI対応を謳い、30万人以上が導入済み。 |
| Search Copilot AI Assistant | 検索内容を常に監視し、検索結果にアフィリエイト広告や詐欺サイトへのリンクを強制挿入する。 |
| Bard AI chat / Gemini Pro (非公式) | Google公式ロゴを無断使用。Googleアカウントのログイン情報を盗み出し、アカウント乗っ取りを狙う。 |
なぜ「AI系」が狙われるのか?
「最新のGPT-5を使ってみたい」「でもお金はかけたくない」という心理につけ込むためです。
覚えておいてください
高性能なAIを動かすには莫大なコストがかかります。名もなき開発者が、自腹を切ってあなたに無料でGPT-5を使わせてくれる理由は1つもありません。「タダ」の対価として、あなたの個人情報を売っているのです。
「守るフリ」をして盗む!偽セキュリティ拡張機能
次に悪質なのが、「ウイルスから守ります」と言いながら、逆にウイルスを招き入れるパターンです。
これらは、インストールした瞬間にあなたのブラウザを乗っ取ります。
【SWELL: キャプション付きブロック(タイトル:)】
- Fire Shield Extension Protection
- Total Safety for Chrome
- Protecto for Chrome / Securify for Chrome
- Browser Checkup for Chrome by Doctor
【危険な理由】
これらは「セキュリティチェック」をしているフリをして、実際には**SNS、Amazon、ネットバンキングのログイン情報(Cookie)を裏で盗み出しています。
「PCを守るために」と善意で入れたユーザーを食い物にする、極めて悪質なスパイウェアです。
かつての名作が「悪魔」に変わった事例
「昔からある有名なツールだから安心」
実は、これが一番の落とし穴です。
Chrome拡張機能の世界では、信頼されていた便利なツールがある日突然、謎の企業に買収され、マルウェアに変貌することが頻繁に起きています。
1. The Great Suspender (オリジナル版)
- かつての姿: 未使用タブを停止してメモリを節約する、世界中で愛された神ツール。
- 現在の姿: 開発者が権利を売却後、マルウェアが仕込まれGoogleによって強制削除されました。
- 対策: 現在もネット上に残る古いファイルは絶対に入れないでください。
- 推奨代替案: 安全な派生版である「The Marvellous Suspender」を使用しましょう。
2. Cyberhaven Security Extension (V3)
- 事件: 2025年にハッキング被害に遭い、一時的に正規のアップデートを通じてマルウェアが配信される「毒入り」状態になりました。
- 教訓: 企業製であっても、自動更新で急に牙をむくリスクがあります。
3. Bookmark Favicon Changer
- 危険性: ブックマークのアイコンを変更する便利ツールでしたが、脆弱性を放置され、セッション情報を外部送信する悪意あるコードが混入しました。
要注意ジャンル:その「無料」には裏がある
特定の名前だけでなく、「このジャンルの無料ツールは危ない」という傾向があります。
以下のカテゴリーの拡張機能を入れる際は、最大級の警戒が必要です。
1. 「ShadyPanda」系のツール(PDF・動画変換)
「Smart PDF Converter」や「Video Helper」など、PDF変換や動画保存を行うツール群です。
これらは「ShadyPanda」と呼ばれる攻撃グループが関与していることが多く、検索結果を勝手に書き換えて詐欺サイトへ誘導します。
2. 「無料VPN」全般
「無料で海外サイトが見れる」系のVPNツールです。
タダほど怖いものはありません。あなたの通信内容はすべて傍受され、パスワードやクレジットカード番号が筒抜けになるリスクがあります。
- Hola VPN: あなたのPCを「踏み台」として他人に提供する仕組みのため、絶対に避けてください。あなたのIPアドレスが犯罪に使われる可能性があります。
3. 「ゲーム・絵文字・フォント」系
「カーソルを可愛くする」「絵文字を増やす」といった単純なツールです。
機能はシンプルなのに、インストール時に「全サイトのデータ読み取り権限」を要求してくるものが大量にあります。
フォントを変えるだけのアプリが、なぜ「銀行サイトのデータ」を見る必要があるのでしょうか?
答えは、「情報を盗むため」です。
あなたのPCを守るための「削除手順」と「見極め方」
ここまで読んで「怖い」と思った方、まずは現状確認をしましょう。
怪しい拡張機能は、停止するのではなく完全に削除する必要があります。
不要な拡張機能の削除ステップ
Chrome右上の「パズルピース型アイコン」をクリックし、「拡張機能を管理」を選択します。
上記リストにある名前や、「入れた覚えのないツール」「3ヶ月以上使っていないツール」を探します。
「削除」ボタンを押し、完全にブラウザから消去します。
もし危険なツールが入っていた場合、念のためGoogleやAmazon、銀行などの主要パスワードを変更してください。
安全な拡張機能を見分ける3つの鉄則
今後、新しい拡張機能を入れる際は、必ず以下の3点を確認してください。
- 開発元は信頼できるか?「Adobe」や「Google」、あるいは「OpenAI」のような公式サイトが存在する開発者ですか? 提供元が不明なものは避けます。
- 権限が適切か?「すべてのウェブサイト上にある全データの読み取りと変更」という権限は、パスワード管理ソフトなど一部の例外を除き、許可すべきではありません。
- 「最新順」のレビューを見るサクラレビューに騙されないよう、レビューを新しい順に並べ替え、「詐欺だ」「動かない」「勝手にタブが開く」といった報告がないか確認します。
まとめ:ブラウザの「鍵」は自分で管理しよう
最後に、今回の重要ポイントをまとめます。
- 「公式からリリースしていない無料のGPT-5ツール」は、公式以外ほぼ100%が罠。
- 「セキュリティ向上」を謳う無名ツールこそ、最も警戒すべきスパイウェア。
- 昔有名だったツールでも、買収されて「闇落ち」している可能性がある。
- PDF変換や無料VPNなど、「便利・無料」の裏には情報の対価がある。
拡張機能は非常に便利ですが、一歩間違えれば「家の合鍵」を泥棒に渡すようなものです。
「なんとなく良さそう」でインストールするのは今日で終わりにしましょう。
本当に信頼できる、必要最低限のツールだけを残すことが、最強のセキュリティ対策です。
今すぐChromeの右上のパズルアイコンをクリックして、入っている拡張機能のリストを眺めてみてください。「これ何だっけ?」と思うものがあれば、それは削除の合図です。

