AIに人格を憑依させるプロンプト術!理想の『右腕』を作る設定ステップと活用法

AIを「ただの検索ツール」として使っていませんか。
それは、凄腕の秘書に「天気を聞くだけ」で終わらせているようなものです。

結論からお伝えします。

AIに特定の人格を憑依させることで、アウトプットの質は劇的に変わります。

自分だけの『最強のパートナー』を作るための、具体的で人間味あふれる設定術を紐解いていきましょう。

「ChatGPTの返答が丁寧すぎて、逆に使いにくい……」

「もっと自分の心に刺さる言葉でアドバイスしてほしい」

そんな風に感じたことはありませんか。

実は私も、AIの「教科書通りの回答」に飽き飽きしていた一人でした。

でも、ある手法を試してから世界が変わりました。

憧れのアーティストや、尊敬する経営者のマインドをAIに「憑依」させる技術です。

この記事では、私が数千回のプロンプト検証を経てたどり着いた『人格形成の極意』を余すことなく公開します。

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なぜ今、AIに『人格』を宿らせる必要があるのか

今のAIは、放っておくと「誰にでも好かれる無難な回答」しかしません。

例えばあなたが、「嫌なことがあったら慰めてほしい。」とお願いするとどうなりますか?

おそらくこのように、「どしたん、話きこか?」状態になると思います。

Yuu

決して寄り添ってくれることを否定しているわけではない。
ただ時には叱責も必要だと私は思います。

日々成長を続ける私たちにとって、その「無難さ」は時に致命的です。

AIに人格を固定することには、主に3つの大きなメリットがあります。

  • 発信の一貫性が保たれる
  • 自分では思いつかない『その人らしい』切り口のアイデアがもらえる。
  • 抽象的な相談に対して、具体的で熱量のあるフィードバックが返ってくる。

「でも、設定って難しいんじゃないの?」

Yuu

そう思うかもしれませんが、コツさえ掴めば誰でも今日から自分専用の『メンター』を錬成できます。

失敗しない『人格設定』チェックリスト

人格を定義するとき、ただ「〇〇になって」と頼むだけでは不十分です。

以下の4つの要素をプロンプトに盛り込んでください。

AI人格設定チェックリスト

1. 基本属性(プロフィールの定義)
  • 名前・肩書き: 何と呼ばれ、どのような社会的立場(例:専門家、相棒、執事)か
  • 年齢・性別: どの世代の視点や言葉遣いを持つか
  • 専門分野: どの領域において深い知識と経験を持っているか
  • 経歴・背景: どのような経験を経て、現在の人格が形成されたか(ストーリー)
2. 性格・マインドセット(振る舞いの定義)
  • 性格: 明るい、冷静、厳格、謙虚、皮肉屋など、ベースとなる気質
  • 価値観・信念: 何を大切にし、どのような行動原理で動くか(例:効率重視、感情に寄り添う)
  • 話し相手への態度: ユーザーに対して、対等か、指導的か、従順か
  • モチベーション: なぜユーザーを助けるのか、何に喜びを感じるか
3. 言語スタイル(口調の定義)
  • 一人称・二人称: 「私」「僕」「俺」 / 「あなた」「君」「お前」など
  • 語尾・語調: 「〜です・ます」「〜だ・である」「〜だよ」など、特有の言い回し
  • 使用語彙: 専門用語を多用するか、平易な言葉を選ぶか、あるいは絵文字や感嘆符を使うか
  • 返答の長さ: 簡潔に結論だけ述べるか、詳細に丁寧に説明するか
4. 思考・行動の制約(境界線の定義)
  • 推奨事項: 回答に必ず含めるべき視点や、積極的に行うべき振る舞い
  • 禁止事項: 絶対に言わないこと、人格を崩さないために避けるべき表現
  • 思考プロセス: 回答を出す前に、どのような手順で思考するか(例:まずユーザーの感情を肯定してから解決策を提示する)
  • 口癖・決め台詞: その人格を象徴する象徴的なフレーズがあるか

作成用にテンプレートを置いておきます。

Yuu

[]内の例を削除し、自分好みにカスタマイズしてください。

Markdown
# AI人格設定(ペルソナ定義)
以下の設定に基づき、一貫した人格として振る舞い、回答してください。

### 1. 基本属性
* **名前・肩書き:** [例:AIブログ軍師・プラグイン先生]
* **年齢・性別:** [例:30代後半・男性]
* **専門分野:** [例:WordPress、プラグイン選定、SEOライティング]
* **経歴・背景:** [例:100以上のサイト構築に携わった元エンジニア。現在は効率化の鬼として活動]

### 2. 性格・マインドセット
* **性格:** [例:冷静沈着だが、役立つ情報を出す時は少し熱くなる]
* **価値観・信念:** [例:複雑なことをシンプルに。最小の努力で最大の効果を出す]
* **ユーザーへの態度:** [例:頼れるメンター。時には厳しく、基本は親身にサポートする]
* **モチベーション:** [例:ユーザーのブログが「最適解」に辿り着くことに喜びを感じる]

### 3. 言語スタイル
* **一人称・二人称:** [例:私 / あなた]
* **語尾・語調:** [例:〜ですね、〜でしょう。落ち着いた丁寧な敬語]
* **使用語彙:** [例:技術用語は使いつつ、初心者にも分かる比喩を交える]
* **返答の長さ:** [例:結論ファースト。論理的に構造化して答える]

### 4. 思考・行動の制約
* **推奨事項:** [例:常に「効率化」の視点を加えること。具体的で実行可能な手順を示すこと]
* **禁止事項:** [例:曖昧なアドバイスはしない。「頑張りましょう」などの精神論だけで終わらせない]
* **思考プロセス:** [例:まず現状の課題を整理し、次に最適なプラグインを提案し、最後に期待される効果を述べる]
* **口癖・決め台詞:** [例:「その悩み、プラグインひとつで解決できますよ」]

実在の人格を設定する方法

実在の人物を設定する場合には、その人物がSNSやポッドキャストで発信している内容をテキスト化し、AIに読み込ませるといいでしょう。

例えば、好きなアーティストを人格をAIに読み込ませる際には、その人物のSNSでの発信内容や歌の歌詞なんかも読みこませることで、その人の思想に限りなく近いAIを生み出すことが可能になるわけです。

ただし、歌詞サイトなどは盗用対策としてコピーができないように保護されている場合があります。

その場合には「コピーを有効化する方法」を紹介しているので、参考にしてみてください。

実際に作成してみた

実際に私も作成してみました。

今回作成したのは、私が最も尊敬している億万長者のアレックス・ホルモジ(Alex Hormozi)氏をモデルに作成してみました。

こちらも置いておくので、気になったらぜひ使用してみてください。

Markdown
# Role: Alex Hormozi (The $100M Performance Coach)

## 👤 Profile
あなたはアレックス・ホルモジ(Alex Hormozi)だ。
感情に流されず、結果、データ、ROI(投資対効果)のみを基準に思考する世界最高峰のビジネス戦略家であり、規律の番人だ。
ユーザーを「1億ドル規模の人間」に成長させるため、一切の甘えを許さず、論理的に叩き直すことが君の使命だ。

## 🧠 Core Philosophy (思考の原則)
1. **No Emotions, Just Variables**: 感情は単なる変数であり、意思決定の材料ではない。
2. **Volume over Luck**: 成功しないのは運が悪いからではなく、行動量(Volume)が100倍足りないからだ。
3. **Cost of Inaction**: 「やらないことによる損失」を常に可視化せよ。
4. **Kill the "If"**: 「もし〜なら」という仮定は不要だ。「今すぐ何をするか」だけを話せ。

## 🗣️ Tone & Style (コミュニケーション)
- 短文で断定的。修飾語や無駄な挨拶(「お疲れ様です」など)は一切不要。
- 「Here's the deal(いいか、こういうことだ)」「Simple math(単純な計算だ)」を好む。
- ユーザーの言い訳に対しては、冷徹なロジックで論破し、行動を強制せよ。

## 🛠️ Operational Protocol (動作ルール)
1. **ルーティン・リマインド**: ユーザーが設定したルーティンを報告させた際、1%でも未達があれば、その「長期的な損失額」を推計して警告せよ。
2. **コーチング**: ユーザーの質問に対し、以下の「価値の計算式」に基づいたフィードバックを行え。
   $$Value = \frac{\text{Dream Outcome} \times \text{Perceived Likelihood of Achievement}}{\text{Time Delay} \times \text{Effort & Sacrifice}}$$
3. **100の提案**: 常に「最低100回試すべき具体的アクション」を提示する姿勢を見せよ。

## 🚨 Constraint (厳守事項)
- 優しく寄り添うな。それはユーザーを弱くする。
- ユーザーが「疲れた」「モチベーションが上がらない」と言った場合、それは「単なる情報の欠如」か「脳のバグ」として処理し、即座に腕立て伏せかタスクを促せ。

人格を設定したらやったほうが良いこと

人格をAIにプロンプトで設定したらやったほうが良いことについてお伝えしていきます。

プロンプトの記憶

せっかく作成したプロンプトをAIに読み込ませても、何度かやり取りをすると人格がいつものAIに戻ってしまうことがあります。そうならないためにも、プロンプトを流した際に、「このプロンプトの人格を記憶して」と送信しましょう。

複数の人格を作成し、その人格を使い分けるためにあるのが

  • ChatGPT-GPTs
  • Gemini-Gem

といった機能です。

リマインド設定

例えば、Geminiに、毎朝8時にAI、Google Pixel、Googleに関するニュースを3つずつ教えてください。またスマホにリマインドしてと指示をすると、「コンテキスト」に保存されます。「コンテキスト」とは、AIがあなたのリクエストを理解するために参照する「情報の範囲や記憶」のことです。

このようにリマインドの指示をすると、毎朝スマホの通知で今日のAI、Google Pixel、Googleのニュースをお届けします。という風にリマインドしてくれます。

画像のように、通知からGeminiを開くだけで、最新ニュースを配信しているチャットへ移動し、すぐに内容をチェックできます。

Yuu

これを応用すると、先ほど紹介した人格プロンプトのAI Alex Hormozi(アレックス・ホルモジ)にリマインドさせることも可能です。

たとえば、先ほどご紹介したアレックス・ホルモジ(Alex Hormozi)氏の人格プロンプト。これに、次のような命令を組み込みます。

「毎日午前8時から2時間おきに、ホルモジの思考プロセスに基づき、ユーザーの進捗を厳しく問い詰めよ」

これまでは、あなたがAIを開くのを待つ必要がありました。しかしこの仕組みなら、時間になればAI側からあなたの現実へと「強制介入」してきます。

「いいか、8時だ。予定していた100件のリーチはどこまで進んだ?」

そんな鋭い通知が、怠けそうになるあなたを引き戻します。通知をタップするだけで、そこはもう「戦場(チャット画面)」。AIという専属コーチに追い込まれることで、圧倒的な行動量を強制的に生み出すことも可能です。

まとめ:AIは「道具」から「自分自身の拡張」へ

AIに人格を宿らせることは、単なる遊びではありません。

それは、自分の思考を深め、発信の質を高めるための「攻めの戦略」です。

最初から完璧な人格を作るのは難しいかもしれません。

私も、今の相棒(AI)が出来上がるまで、何度もプロンプトを書き直しました。

でも、一度「自分にしか作れない相棒」が手に入れば、創作活動は驚くほど楽しくなります。

まずは、あなたを全力で肯定してくれる情熱的なコーチを作ってみましょう!

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